英語

「幼児の英語教育は必要かどうか」についての考察

こんにちは!Kokoです。

タイトルの質問は、元の職業柄、小さい子どものいる友人から本当に良く聞かれる質問です。

 

✔小学校から英語の授業が始まる

✔英語が喋れると将来の学校/職業の選択肢が増える(と思う)

✔周りがみんなやっている(ように見える)

 

今は幼児教育の教材もたくさんありますし、幼稚園でも英語教育のプログラムがある園も少なくないですよね。

 

なので、周りの状況をみて、幼児期の英語教育どうしたらいいの?やらせるとしたら何をしたらいいの?と思う親御さんの気持ち、とてもよくわかります。

将来にそなえて、やっぱり英語って早く始めたほうがいいの?

 

 

15年間で延べ1万人以上の生徒と接してきた(&現在進行形で幼児を育てている)私は、このように答えます!

 

「子どもがやりたいと言うまではやらなくても大丈夫!」(「でもやるメリットはあるよ」)

 

 

 

 

数多くの生徒達と英語の授業や教室で接していて、この10年くらいでしょうか、「小さい時に英語教室に通っていた」と言う経験を持つ生徒が増えてきた実感がありました。

 

もちろんその経験が実って英語の成績がいい子、いましたよ。

 

でも、同時に、英語が得意ではない(どころか不得意な)子も結構多いんです。

 

肌感では、5:5と言ったところでしょうか。半々です。そんなもんなんです。

 

では、なぜ、「小さい頃英語を習っていた」のに

「中学・高校での英語の成績が振るわない」

「英語が得意ではない」子がいるのか?

 

実は答えはシンプルです。2つあります。

 

1.「本人が英語学習を楽しんでいなかったから。」

 

2.「継続してないから」

 

断言します。英語はそれ自体を楽しんだらかなり短期間で習得できる言語です。

 

具体的に言うと、個人差はありますが半年〜1年で会話に困らない程度にはできるようになります。

 

その反対に

「別に好きでもないのに」

「なぜか習っている」

「親にやらされている」

「学校で勉強させられている」

という状態だと、何年経ってもできるようにはならないでしょう。

 

ここで先の私の友人達への返答に戻ってみましょう。

 

「子どもがやりたいと言うまではやらなくて大丈夫」

 

これ、シンプルであり大きなポイントです。

 

子どもがやりたいと言っていないのに焦ってやらせる事はありません。

 

それどころか逆効果になることもあると私は思っています。

 

子どもが何かのきっかけで自分でやってみたい!と言うまで待ちましょう。

 

それが小学校での授業開始までなかったとしても、心配ありません。

 

事実、私も中学1年まで英語に触れた事は一度もありませんでしたが、

海外で暮らし、

日常的に英語を使う職業につき、

現在も英語で生計を立てています。

 

もう一度言いますが

「好きになれば」、

「必要であれば」、

英語は短期間で身につく言語です。

 

なので、

子どもがやりたいと言うまでじっと待つ

子どもがやりたいと言ったらすぐにやらせてあげるべき、と私は考えています。

 

さて、それでは私の友人達への返答、(「でもやるメリットはあるよ」)の中の、メリットってなんでしょう?

 

二つあります。なんだと思いますか?

 

3秒考えてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

答えは「発音」「英語への抵抗感がなくなる」

 

この二つです。

 

①「発音」について

 

これは、言うまでもないかもしれません。

 

子どもは聴いたままの音を再現する天才です。

 

固定観念の染み付いた大人からすると滑稽で可愛く映るかもしれませんが、本来は大人こそ見習うべき再現性です。子どもが発音するとアップルではなく、appleなんです。パープルではなくpurpleです。

 

これは、羞恥心や虚栄心がない子ども時代に習得するからこそ、一気に伸びるものです。

 

②「英語への抵抗感がなくなる」

 

これも大きなメリットです。

 

我々世代のように中学校で英語を習い始めると大きな壁となるのが

「英語を喋るのって恥ずかしい」

と言う気持ちです。

 

折しも、思春期に差し掛かろう(または真っ最中)という時期の中学生の頃、教科書に出てくるアリスだのケンだのが喋るセリフをリピートアフターミーしなさいと言われてもこっぱずかしくてできない、と言う方はいらっしゃいませんでしたか?

 

または、授業の冒頭でカーペンターズの歌を歌わされても恥ずかしくて歌えない、

と言う方もいたかもしれません。

 

そう、言語学習を妨げる大きな要因は

「恥ずかしい」

「間違っていたらどうしよう」

と言う気持ちです。

 

 

これが、英語をもっと小さい時期から経験した子どもはどうでしょうか。

 

「英語を話すって普通のこと(だって小さい頃から話していたから)」

 

「英語の歌ってかっこいい(だって家で普通に歌ってるから)」

 

と言うレベルになっていれば、「恥ずかしい」と言う大きな障壁なしで英語学習が始められるんです。

 

と言うわけで、まとめです。

 

✔︎ 幼児の英語教育は本人がやりたいと言うまで無理にやらせる必要はない(というかやらせないほうが良い)

✔︎ 本人がやりたいと言い出したらすぐにでもやらせるべき!

✔︎「発音」「抵抗感がない状態で学校の授業に移行できる」と言う点でメリットは大きい

 

幼児さんが始められる英語の教材はたくさんありますよ!

 

キャラクターものが好きかな?タブレットやペンを使いたいかな?

 

ぜひ、お子様に合った教材に出会われることを願っています♪

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KOKO

早稲田大学教育学部英語英文学科卒。フリーランスの日英の翻訳家、ライターです。 現在持っている資格はTOEICスコア920点(990点満点)、英検準一級、VERSANTスコア63(80点満点)、発音検定99点(100点満点)で、どれも「惜しい!」というスコアです。現在もスコアアップ目指して学習継続中です。

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