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IELTS(アイエルツ)の勉強法※スコア6.5以上はこう取る!

IELTS(アイエルツ)の勉強法は確立されていないのが現状ですが、この記事ではIELTSのバンドスコア6.5を取得する勉強法を下記で詳しく紹介していきます。

そのためにも、まずはIELTSの特徴を正しく把握する必要があります。

IELTSの特徴を把握しよう

IELTS(アイエルツ)とは、International English Language Testing Systemの略で、日本ではあまり聞きなれない試験ですが、世界最大級の受験者数を誇り、イギリスをはじめ、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど英語圏のほぼすべての国の教育機関に認められている英語運用能力の判定試験です。

イギリス発祥の英語試験で、海外への大学や大学院への留学、英語でコミュニケーションをとる海外企業への就労、または英語圏の国に移住するための英語力を測定するために使われることがほとんどです。

日本人がIELTSのスコア取得を目指すのは、MBAなどのために海外の大学や大学院へ留学するための英語力の証明が大半を占めます。ハーバード大学やスタンフォード大学を筆頭に、英語力判定試験に用いられているのがIELTSというわけです。

その他には、例えば大学受験において帰国子女枠を勝ち取るためにも英語力の証明で利用されたりします。

IELTS試験はオンライン受講はできる?

一部で誤った情報が流れているせいで勘違いしている方がいるのですが、オンラインでの受講はできません。

コンピューター版を受講する際も、東京・大阪・名古屋の“会場に行って”コンピューターで受講する必要があります。

ペーパー版は他のTOEICや英検などと同じで全国の各会場にて受講できます。

IELTSの受験方法は2通りあり、「ペーパー版」と「コンピューター版」です。どちらで受けても受験料は25,380円(税込)です。

ペーパー版 コンピューター版
試験会場 全国15都道府県で開催(札幌、仙台、東京、横浜、川崎、長野、松本、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、福岡、熊本) 東京・大阪・名古屋で開催
試験結果の通知 13日後 3~5日後

IELTSの受験に必要な物

18歳以上なら誰でも試験を受けることができますが、受験には下記のものが必要です。

  • 試験日当日に有効なパスポート
  • クレジットカード(受験料の支払いがクレジットカードのオンライン決済だけです)
  • スマートフォンまたはパソコン(パスポートの画像を撮影してアップロードします)

18歳未満の方は、ご自身で試験のお申込みをすることができませんから、保護者の方のパスポートやクレジットカードが必要です。

IELTSとTOEICの違いと、TOEICの致命的な欠点

日本では英検やTOEICというテストが有名ですし、実際にIELTSを受けたことがあるという英語学習者もほとんどいないでしょう。

しかし世界ではIELTSがTOEICを超えて最大級の受験者を誇っていて、イギリスをはじめとした世界140カ国、11,000以上の機関に認定されています。

というのも、TOEICには致命的な欠点があるからです。

それは、TOEICにはライティングとスピーキングといったアウトプット系の試験科目がないことです。TOEICは「リスニングとリーディングだけの試験」なのです。

ですから、本当に英語圏の国で生活する際の英語力を判定しようと思ったら、TOEICスコアはあまりあてにならないのです…

TOEIC900点に関するこちらのページでも触れているように、TOEICで800点や900点のハイスコアをとっても英会話がペラペラできる人が極めて少ないのは、それを証明していると言えるでしょう。

IELTSとTOEFLの3つの大きな違い

「海外留学をしたいならTOEFL」というのを聞いたことがある方もいるかもしれませんが、IELTSとTOEFLの違いを下記で説明します。

試験の発祥国の違い

IELTSはイギリス発祥の試験であるのに対し、TOEFLはアメリカ発祥の試験です。そのため、まだIELTSができた頃は「イギリス、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアへの留学にはIELTS、アメリカへの留学にはTOEFL」と言われていました。

しかし、現在はそのような分け方をされることは少なくなりました。

現在、IELTSはアメリカ合衆国の多くの教育機関でも英語力測定のための試験として認められています。一方のTOEFLもイギリスを始めとした各国で利用されていますので、留学先によって受験するテストを分けることは難しくなってきています。

イギリス英語とアメリカ英語

IELTSはイギリス英語、TOEFLはアメリカ英語を基本としています。これによる一番の違いはリスニングや発音への影響です。あとの勉強法の項目でも紹介しますが、本番の試験でもIELTSのイギリス英語は色濃く反映されるので、イギリス英語でのリスニングやスピーキング対策”が必要です。

アメリカ英語に慣れていると、IELTSのリスニング試験では英単語が聞き取れないという事態に遭遇します…日本の英語教育はアメリカ英語の発音を基本としていますので、IELTSを学ぶ際にはイギリス英語に慣れる必要があるのです。

スピーキングテストが対面接官

IELTSはペーパーとコンピュータの受験方法に関わらず、スピーキングテストは試験管との対面で行います。一方、TOEFLは対コンピューターでの試験ですから、この点は大きな違いでしょう。

TOEFLは回答時間にも制限がある一方、IELTSはスピーキングの試験時間が11~14分間たっぷりとある中で、面接官との自然な会話力をチェックされるので、より本物の英会話力が試されるのです。

ほとんどの方はアカデミック・モジュールを受験する

またIELTSには、アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールという2種類の試験があって選べます。

要するに前者は留学用途で、後者はそれ以外の用途で受けるというものです。

アカデミック・モジュール 英語力が、英語で授業を行う大学や大学院に入学できるレベルに達しているかどうかを評価するもの。英語圏の大学や大学院において英語で学びたい方や、英語圏での看護師や医師登録申請をする方向け。
ジェネラル・トレーニング・モジュール 英語圏で学業以外の研修を考えている方や、オーストラリア、ニュージーランド、カナダへの移住申請をする方向け。

試験内容はいずれも、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つのテストで構成されています。

目指すべきIELTSスコアの目安は?

IELTSのスコアは9段階のバンドスコアで評価されます。

英語の4つのスキル(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)ごとに、最低スコアの1から最高スコアの9までの段階評価で示されます。

総合評価としてのオーバーオール・バンドスコア、各スキル毎の個別バンドスコアは、どちらも0.5刻みで示されます。

海外の大学や大学院に留学する際、一般的に必要とされるIELTSのオーバーオール・バンドスコアは6.5以上で、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングのそれぞれ4つの個別バンドスコアが6.0以上であることを求められることが多いです。

各スコアの英語力の目安は以下の通りです。

参照:IELTS(https://ieltsjp.com/japan/about/about-ielts/ielts-band-scores

オーバーオール・バンドスコア6.0は、日本人でもTOEICスコア600~800点くらい取れる方であれば、頑張って勉強すれば目指せるスコアでしょう。

そこから6.0から6.5に上がるのは大きな壁があり、さらにそこから7.0に上がるのはかなり大きな壁があると思ってください。上記の表でも分かる通り、英語を母国語としないノン・ネイティブの限界が7.5あたりになってくるでしょう。

IELTSの難易度は?

TOEICでもTOEFLでもなく、あえてIELTSを選んで受験するということは、海外への留学などを視野に視野に入れている方が多いでしょう。

ですから、オーバーオール・バンドスコアで4や5を目指すという方はいないはず。最低でも、6.0、6.5あたりが目標になると思いますし、7.0を目標にする方や、ケンブリッジ大学やオックスフォード大学へのMBA留学をするために何がなんでも7.5が必要な方もいるでしょう。

それを考えると、IELTSの難易度はTOEIC等と比べても非常に高いと言わざるを得ません。なぜなら、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つの試験があるからです。

IELTSスコア6.5攻略に不可欠の4要素と攻略法

これら4つの試験を攻略するために勉強と対策が必要です。

それぞれの問題数と時間配分は下記の通りです。

セクション 問題数 試験時間
リスニング 40問 40分
リーディング 40問 60分
ライティング 2問 60分
スピーキング - 11~14分

大学受験やTOEIC試験で慣れている方は、リーディングはなんとかなるでしょう。大学受験で国公立を受けた方であれば英語の長文記述があったはずですから、多少勉強をすればライティングもなんとかなるはずです。

IELTSにおいて問題なのはリスニングであり(これはTOEIC試験でも同じことが言えますが)、さらに厄介なのがスピーキングです。

IELTSのリスニング対策はイギリス英語で勉強する

リスニングは既にお伝えしたように、イギリスなまりの英語で音声が流れます。したがって、日本人に馴染みの深いアメリカ西海岸の英語に慣れ親しんでいると、多少混乱することになります。

IELTS対策のために英会話教室やオンライン英会話に入会する方は多いですが、この際はアメリカ英語ではなく“イギリス英語の講師”とセッションするようにすると良いでしょう。

費用が安いということでフィリピン人とのオンライン英会話をする方もいますが、これはおすすめできません。フィリピン人の英語力は高いのですが、やはりネイティブとは違うのです。フィリピンの公用語タガログ語訛りの英語なのです。

やはり英語を学ぶ際は英語圏のネイティブから習う必要があって、とくにIELTS対策のための勉強法を意識した英会話では、英語圏の文化や習慣を学べるメリットは大きいでしょう。

IELTSのスピーキング対策はイギリス人と英会話

最も厄介で上達しづらいのがスピーキングです。要するに英会話です。誰でも少し勉強したくらいで英会話が上達するなら苦労しないのですが、こればかりは時間をかけてじっくりと慣れていくしかありません。

スピーキングの勉強法としてはこれはネイティブとの英会話以外にありません。

IELTS試験におけるスピーキングスコアは、「語彙力」、「発音」、「文法力」、「正確さ」、「流暢さ」、「話の一貫性」など、あらゆる観点から採点されます。

要するにごまかしがきかないという事ですし、本物の英会話力が試されているのです。

IELTSでオーバーオール・バンドスコア6.5以上をとるにはスピーキングの勉強や対策は避けて通れません。

受験する意志を固めた段階で早めに対策していきましょう。

リスニングやスピーキング対策でおすすめなのはネイティブとのオンライン英会話なのですが、英会話スクールはたくさんありすぎて選ぶのに困るでしょう。

そこで特におすすめしたいのが、こちらのIELTS対策専門の英会話です。



IELTS対策に特化した英会話プログラムは正直有難いですし、無料でお試しもできるので一度やってみると良いですね。

あとは当たり前ですが英単語力をつけることと、過去問を利用して試験になれることもTOEIC対策と同様に必要でしょう。

ですが実はIELTSに出てくる英単語は難解な英単語ではなく、基本的な英単語が中心です。ですから、あくまでもIELTSで6.5を取るためには大学受験レベルの一般的な英単語の暗記を極限まで極めるのが良いです。(もちろん、難易度の高い英単語を覚えられればそれは理想的です)

英単語力を身につける方法は何か英単語本を1冊決めて取り組むのが良いですね。

日本では、IELTSはまだまだ馴染みのない試験です。

それもあって、IELTSを指導できる講師の数がまだまだ少なく、中でも高スコアを取得するための対策法を教えられる日本人講師は非常に少ないのが現状です。

唯一あるのがバークレーハウスくらいですから、お財布に余裕がある方はプロに頼ってみるというのもスコア6.5を取得するための時間を短縮する上では有効かもしれませんね。


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KOKO

早稲田大学教育学部英語英文学科卒。フリーランスの日英の翻訳家、ライターです。 現在持っている資格はTOEICスコア920点(990点満点)、英検準一級、VERSANTスコア63(80点満点)、発音検定99点(100点満点)で、どれも「惜しい!」というスコアです。現在もスコアアップ目指して学習継続中です。

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