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IELTSスコア7.5の海外弁護士資格保持者が語る勉強法

イギリスやオーストラリアなど英国系の国に留学・就職を考えている方々は、アイエルツ(IELTS・International English Language Testing System)の受験を考えていると思います。最近では日本でも英語力の指標として認識され始め、ビジネスパーソンの受験も増えています。

私はIELTSのオーバオール・バンドスコア7.5で、海外弁護士資格を保有しています。IELTSの勉強法や仕事にどのように活かせているかをお伝えしたいと思います。

海外勤務の私が実感している、使えるIELTSスコアは6.0です

6.0は不正確さはありながらも慣れた環境下では複雑な英語が効果的に使えるレベルです。IELTSのオーバーオール・バンドスコアは各セクション(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)のスコアの平均で表されますので、どれか一つが著しく低いと平均6.0は出ません。

そのため平均6.0あれば業務遂行がオールラウンドに可能なレベルに達していると言って良いと思います。

法律のように特定の業界ではハイレベルな語学スキルが要求されますので6.0では厳しいこともあります。しかし一般的な外資系企業での資料作成、ミーティングといった業務には、基本的な英語を効果的に使える能力があることが重要です。

効果的に英語を使うとは、一言でいえば英語で自分の言い分を伝えられること、相手の言い分を理解できることだと言えます。これは外資系で働く場合には必須のスキルでしょう。6.0はそのようなコミュニケーションができるかどうかの分かれ目であるスコアだと実感しています。

私の場合、IELTSの勉強をしていた時は海外でアメリカ系投資銀行に勤務していました。契約書の作成が担当で、社内クライアントの希望を聴取して契約書に反映し、社内弁護士と相談しながらまとめることが主な業務です。

社内クライアントは外部の取引相手との関係性を損ねたくないので、ハードネゴシエーションはしたがらないのが普通です。取引相手方の希望をなるべく反映させようとします。しかし法務側としてはそれでは自社の権利が守れません。大体はこの3者間で数回に渡り電話、メール、ミーティングを繰り返して解決策を探ることになります。

この過程では、社内クライアントの趣旨を的確に理解しつつ自分の言い分も説得力をもって伝えねばなりません。単に「ダメです」ではもちろん通じないので、英語で論理立てて理由を伝える必要がありました。また英語で的確に合意事項を反映しなければなりません。

これらが「慣れた環境下では」ほぼ効果的にできるとされるのがIELTSバンドスコア6.0です。自分の担当分野がありチームで働くのであれば、慣れた環境下でのコミュニケーションと言えると思います。

IELTSはオールラウンドに各セクションを勉強する必要があり、その過程でオールラウンドな力がついていくのが強みです。

私は移民目的でもっとハイスコアを取得する必要がありIELTSの勉強をしていたのですが、社内でのコミュニケーション力がどんどん上がっていくのを実感していました。特にライティングとスピーキングは、勉強すればするほど社内での仕事がどんどん円滑になりました。

そして、英語で相手を説得するという業務自体がIELTSのライティングとスピーキングの練習になるという好循環を生み出し、結果的に移民に必要なスコアを取得できたのでした。

IETLSの難易度やスコアをとるための勉強法は?

IELTSの難易度は他の英語力検定と大きな違いがあるわけではありません。IETLSのテストの種別にはAcademicとGeneral Trainingがありますが、どちらも自然な英語を使ったテストです。

従ってIELTS対策をしなくても、そもそも英語力が高ければ良いスコアが狙えます。とはいえ時間配分や自分の弱点を知るために、IELTSに特化して勉強しておくほうが良いことは間違いありません。

IELTSコースがあるスクールに通うことが近道ですが、忙しい社会人にはハードルが高いですね。その場合は参考書やメディアを使った独学になりますが、IETLSの特徴を理解して独学することが秘訣だと思います。

IELTSは他の英語力テストと異なり、過去問題集を入手することはできません。もっとも近いものはIELTSの公認問題集です。

これはIELTSの試験問題を作る団体により出版されているので、傾向を知るにはベストだと思います。模試もついています。ちなみに私もこの問題集で勉強しました。

IELTSが他のテストと明らかに違うのは、対面のスピーキングテストがあることです。IELTSの対策講座がありますが費用は高めです。おすすめの勉強方法はオンライン英会話をうまく活用すること。フリートピックができるオンライン英会話なら、IELTSの問題集を買って先生にインタビューアー役をしてもらうこともできます。

versant対策で話題のToraizのようなビジネス向けのオンライン英会話であれば、「プレゼンコース」で主張を伝えるスキルを磨くのも効果的です。

いずれにしてもコツは自分に合った学習方法をコツコツ続けることだと思います。加えて、オンライン英会話やテレビでできるだけ生の英語に触れることをおすすめしたいです。皆さんのIELTS受験がうまくいきますよう願っています。

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KOKO

早稲田大学教育学部英語英文学科卒。フリーランスの日英の翻訳家、ライターです。 現在持っている資格はTOEICスコア920点(990点満点)、英検準一級、VERSANTスコア63(80点満点)、発音検定99点(100点満点)で、どれも「惜しい!」というスコアです。現在もスコアアップ目指して学習継続中です。

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