体験談

ネイティブキャンプのひどいという評判は本当か検証

NativeCamp(ネイティブキャンプ)は、予約無しで24時間365日好きな時にレッスンし放題ということで話題のオンライン英会話ですが、ネットを見るとひどいだの、うざいだの評判が目につきました。

そこでこの記事では、ワーキングホリデーに参加するための英会話学習でネイティブキャンプを選んだ現役の国立大生に、ネイティブキャンプを選んだ理由と実際にひどいのかどうかの評判の検証をして貰いました。

ネイティブキャンプへの入会を検討している方や、海外留学や在学中のワーキングホリデーを検討している方は参考にしてください。



目次

ワーキングホリデーの準備にネイティブキャンプを活用

今年の8月から、カナダのトロントに1年ほどワーキングホリデーに行く予定です。ワーキングホリデーでは知人に紹介されたゲストハウスでの運営・お手伝いをしていこうと考えております。

そのために英語のスピーキング力を高めたいと思い、オンライン英会話のネイティブキャンプを活用しています。

ひどいとかうざいとかいう評判があるようですが、特に私はそこまで思うことはありません。

恐らくそのような評判を流している方は、あとで詳しく紹介しますが、ネイティブキャンプの講師との巡り合わせが悪かったんだと思います。

確かに嫌な講師や訛りの強い講師に運悪く連続であたってしまった場合は、ネイティブキャンプに対してマイナスな印象を持ってしまうでしょう。

ワーキングホリデーにどの程度の英語力が必要なのか

ワーキングホリデーにのためにどの程度の英語力が必要なのかということは一概に言えませんが、わかりやすいラインで言うとTOEIC800点を超えるくらいの基礎力(語彙・文法・リスニング)は欲しいと考えております。

またスピーキング力で言うと相手の国の政治や文化について難なく議論し合えるようなラインが望ましいと考えております。

ネイティブキャンプが考える英会話の習得は、英語圏国民のような完璧な英語を目指しているわけではありません。

VERSANTやIELTSで高得点を取りたい方が使う英会話スクールではなく、私のように軽めのノリでワーキングホリデーをしたいような学生の方が向いていると思います。

というのも、ネイティブキャンプは約1500程度の英単語を軸に、確実に相手の話す内容が理解出来るように、自分の意思が相手にしっかり伝わることを目的に据えられているので、その温度感もちょうど良いと感じています。

ネイティブキャンプで実際にどのような勉強法を実践しているのか

上述した通り、オンライン英会話のNativeCamp(ネイティブキャンプ)をフルで活用しています。また、数値に見える形で成長を感じたいと思い、基礎力・文法力・リスニング力を上げるためのTOEIC対策もしております。

ネイティブキャンプの勉強の流れとしては

  1. Nativecamp独自の教材で予習をする(意味のわからないものは意味を調べる)
  2. 実際に授業に臨む
  3. 授業中に言えなかった表現や意味のわからなかった単語などを調べ、復習する

このような感じでオンライン英会話を進めております。

TOEIC対策では、

  1. 公式問題集8
  2. TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
  3. 1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

これは定番なのですが、加えて苦手なリスニング対策として

  • TOEIC L&R TEST パート3・4特急 実力養成ドリル (TOEIC TEST 特急シリーズ)

こちらも活用しております。

金のフレーズと文法特急で語彙力・文法力といった基礎力を固め、実力養成ドリルで苦手なリスニング対策、公式問題集で試験の対策というような形になっております。

それではここからNativecampを活用したことで分かった良かったところ、悪かったところを包み隠さず紹介していきたいと思います。

ネイティブキャンプのカリキュラム概要、良かったところ、悪かったところ

Nativecamp(ネイティブキャンプ)のカリキュラム概要と、よかったところ、悪かったところを紹介していきます。

ネイティブキャンプカリキュラム概要

カリキュラムとしては、大きく2つに分かれています。

「教材とコース」「教材購入」の2つです。

「教材とコース」の特徴

ネイティブキャンプが用意している幅広いジャンル(日常英会話~TOEIC対策まで)の教材とコースで学習することで、英語の実践力を向上させることができます。

教材:

通常の4倍の速さで英語を習得することができるカランメソッドや、お子様・初心者の方でも楽しく学習していくことのできるLet’s Go(レッツゴー)、TOEIC対策など、幅広い教材があります。

コース:

上記の教材を使用したネイティブキャンプ独自のカリキュラムを用意しています。目的やそれぞれのレベルに応じて選択することができます。

「キッズカラン」や「ビジネスカラン」といった教材については、別途教材購入が必須となります。オンラインストアから購入することになります。

ただ、私の経験から、初心者の方は、ほとんど教材を購入をする必要はないと思っております。

ネイティブキャンプが無料で用意してくれている教材やコースは非常に質が高いものが多いので、まずは無料のものからこなしていくのが良いかと思います。

ネイティブキャンプを体験してみた効果、良かったところ

英語を使うことに対して抵抗がなくなる

英語を話すことに対して、最初は誰にだって壁のようなものはあると思います。

私自身も英語力にそこまで自信がある方ではなかったので、心配でした。

ただ、いざ受講してみると、相手の言ってることを全て聞き取れているわけではないのですが、英語を話すときの雰囲気などに慣れてきて、初めて1週間くらいで、英語を使うことに対して抵抗がなくなりました。

最初の一歩は力が入りますが、一歩を踏み出してしまえば、どんどん慣れていくので、とりあえず挑戦してみることが重要かなと感じております。

講師たちの対応が非常に丁寧!ひどいという噂は何?

ネイティブキャンプの講師たちは全体的に非常に明るい講師が多く、かつ、対応が丁寧な方が多いと率直に感じました。

特に、自分がわからないところや気になることを質問したときに、自分が求めている以上の対応を発揮してくれるので、安心して受講することができました。

ひどいという評判や口コミは、自分の相性の悪い講師や、フィリピンやアフリカなどの訛りの強い英語を話す講師にあたったからだと思います。

私の経験談から、ネイティブキャンプの評判は良くも悪くも担当になった講師によって決まると考えられます。

ネイティブキャンプは予約なしでノンストレス

これはAppleが世界で初めてのスマートフォンを公開した日くらいの衝撃でした。笑

個人的に、英会話スクールって予約してその日になるまでに「ああ、やっぱりめんどくさいからキャンセルしよ」となるタイプなんです。

だから、予約なしですぐに英会話のレッスンできる状態が継続的に続いているネイティブキャンプは私にとっては最高のサービスです。(これからも愛用していきます。)

ネイティブキャンプなら自分の目的に応じた英語学習ができる

私自身、ネイティブキャンプに入会した目的・ゴールとして「ワーキングホリデーで問題なく働いていける(+TOEICの点数を上げる)」というものがありました。

その際に、TOEICはもちろんのこと、話すことにフォーカスした教材であったり、聞くことにフォーカスした教材であったり、はたまたフリーカンバセーションのコースであったり、と各人の目的に応じて、教材とコースを自由に組み合わせることができるので、ネイティブキャンプは自由度が高くて非常におすすめです。

フリーカンバセーションでは、リスニング力・スピーキング力のどちらの力もつけることができ、TOEIC対策にもワーホリ対策にもなるので、シンプルに最高です。

ネイティブキャンプを体験してみて悪かったところ



日本から少し離れている国になると通信がうまくできない

日本から比較的近場のフィリピンなどの先生の授業の際は、ほとんど電波が安定していたのですが、アフリカ系の国の先生の授業の際、音声が途切れたり、最初から画面が映らなかったりしていました。

通信環境によって悪影響が及ぼされる可能性があることはあまり良くなかったところです。

講師の概要、良かったところ、悪かったところ

ネイティブキャンプの講師の概要

現在の講師の数は12,000人以上にもなるそうです。講師の国籍としてその大半を占めるのは、フィリピン国籍が一番多いそうです。

自分も受講していて分かったのですが、60%がアジア系(フィリピン)、20%が欧米系、20%がアフリカ系とその他という感じでした。

あと個人的にびっくりしたのが、東ヨーロッパ系(セルビア)などの国籍の講師も案外多かったということです。ですが、発音自体、かなり聞き取りやすく、いい英語リスニングの練習になったと思います。

ネイティブ講師のよかったところ

1.対応が非常に丁寧

ネイティブキャンプの講師全般において言えることですが、講師の対応が思っていた以上に丁寧で、英語を学ぶには、非常に快適な環境であるといえます。

自分も最初は「外国人の講師とオンラインで話すなんて、絶対緊張する、、、」という感じでした。

ですが、講師の方は全体的に笑顔で落ち着いた感じで接してくるので、心配している方には、優しく接しやすい講師が多いなという印象です。

また、講師のプロフィールに評価・口コミが載せられるので、その点においてもひどい対応をする講師はほとんどいないと思います。

2.紹介動画で講師の雰囲気を確かめることができる点

ネイティブキャンプの公式チャンネルがそれぞれの講師の1分ほどの紹介動画があるので、ここでどんな人柄か、発音はどうかなどを確認しながら、授業に臨むことができます。

自分は落ち着いて話せそうな講師の先生を探していたので、こちらの講師紹介動画を予約する前に確認し、講師を決定しておりました。

3.自分が疑問に思った点や聞き返した点をチャットボックスにメモしてくれるので、後で復習ができる点

これは講師の方にもよるかと思いますが、私が受講した際の先生たちは全体的に、必要に応じてメモしてくれるので、授業後の復習をする際に活用することができました。

聞き取りが難しかった単語や意味がわからなかった単語などをメモしてくれるので、非常にありがたいです。

ネイティブキャンプの講師の悪かったところ

1.国によって訛りが強く、非常に聞き取りにくい点

とりあえず英語を話せればいいと思う方であれば、そこまで気にしなくていいかもですが、TOEIC対策をする際やちゃんとした発音を聞き取りたい人であれば、ここは気をつけるべき点です。

自分が経験した中で感じたのは、アフリカのとフィリピンの一部の講師は訛りが強く、ネイティブ英語に近い発音を学びたいという方には、少し厳しいかなという感じがします。

2.講師によっては、淡々と授業を進めていくだけ

講師によっては、教材に沿って、淡々と進めるだけの講師もいるので、それ以上のものを求めるなら、少し物足りないように感じることがあるかもしれないです。

ネイティブキャンプのシステムについて、使いやすさ、悪さなど

システムの使いやすさ

1.授業中の画面に翻訳機能が搭載されている

この機能は個人的にかなり使っていましたし、非常に助かる機能でした。

例えば、フリートークの授業で、言いたいことが英語でパッと翻訳できないというときが時たまあるのですが、そういうときにそこで時間を少しもらって、調べることができます。

2.授業をすぐ受けられる講師が視覚的にすぐわかる

講師ごとに「今ぐすレッスン可能」「準備中」「現在取り込み中」という感じで分かれています。(下記画像参照)

みてわかる通り、先生ごとに色が異なっていますね。

システムの使いにくさ

1.通信環境が悪い場所だと全く繋がらないこともある

これは先ほども書きましたが、ここが一番の懸念点だと感じました。

フィリピンなどの日本から近い地域だとほとんど心配ないのですが、アフリカあたりの地域になると、通信環境が悪く、音割れがしたり、1回だけですが全く繋がらないということがありました。

ですので、その部分に関しては、ネイティブキャンプの独自システムのマイナスポイントでもあるので、心得ていたほうが良いかなという感じです。

ネイティブキャンプを受講した結果、英語レベルへの変化や効果は?

抵抗なく英語を話せるようになった

ネイティブキャンプはなんと言っても受講回数の制限がないので、英語を話す機会を増やすことができます。

私自身、ほとんど毎日、暇な時には1日に3回ほど受講しておりました。

最初の方は、自己紹介や住んでいる地域など浅い話で終わることが多かったのですが、受講を開始して1ヶ月後くらいには、講師の住んでいる地域の文化や日本との違いなどについて抵抗なく、語り合えるくらいになりました。(ただし、最低限の語彙力・文法力がないと話になりません)

自然な相槌などを学ぶことができた

これはテキストではあまり学ぶことのできない部分なので、自然な英語コミュニケーションを取る上で、学ぶことができて本当に良かったと思います。

あるYouTube動画で「日本人の英語は堅苦しい」というものを見たのですが、その原因はテキストでしか学ばず、実践不足が原因であると個人的に思っています。

私は、実践する機会を増やすことで、自然な相槌の打ち方や返答の仕方を学ぶことができました。

TOEICでは1ヶ月弱で440点→650点(210点UP !)

確実にリスニングが以前より聞こえるようになったと感じました。(それにしてもリスニングがヘボすぎる笑)

しかしながら今現在、本番のTOEICと同じくらいの難易度の模試を解いてもリスニングで正答率8割を切ることはなくなったので、リスニングに関して自信がついてきました。

高校時のセンター試験では、リスニングは半分ほどしか取れない大の苦手分野でした。

しかしながら、Nativecampを受講し、英語を聞くことに慣れました。ディクテーションなども最初の方は聞き取るだけで苦労していましたが、Nativecampを活用することで、意味まで理解しながらディクテーションできるようになりました。

特に、ネイティブキャンプのカラン(リーディング練習)というコースを活用することで、発音を気にしながら発声するという習慣を得ることができました。それもリスニング力向上の助けになったと思います。

ネイティブキャンプの評判や体験談のまとめ

このご時世、なかなか思うように留学に行ったり、ワーホリに行ったりできない状況です。

ですが、オンライン英会話という世界のどこにいても受けることのできるサービスを受けることにより、アフターコロナの世界を見据えて、英語力を上げていくことは非常に重要なことであると考えております。

大学生はもちろんのこと社会人が転職する際や昇給する場合にもTOEICのスコアが必須条件とされている企業は多いです。

そのことを考えても、今のうちに英語力・スピーキング力をつけるためにオンライン英会を活用していくのは今の時代にあった最高の勉強法であると自負しております。ぜひ、皆さんにも活用していただき、その威力を感じて欲しいと思います。



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KOKO

早稲田大学教育学部英語英文学科卒。フリーランスの日英の翻訳家、ライターです。 現在持っている資格はTOEICスコア920点(990点満点)、英検準一級、VERSANTスコア63(80点満点)、発音検定99点(100点満点)で、どれも「惜しい!」というスコアです。現在もスコアアップ目指して学習継続中です。

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